無名ブログ

その辺にいる名も無き一日本人の雑記

丸山議員発言 マスコミと重なる「元島民」の反応

 

 丸山氏の戦争しないと取り返せないのではないかという当たり前の発言に対し、当の日本維新の会が、他の野党とともに議員辞職勧告決議案を提出した。

 

 続けて、自民公明の与党は、譴責決議案を提出した。

 

 その他マスコミ、政治家、そして「元島民」の反応。

 

 まず、マスコミの反応。

 

朝日。

5月15日の社説 「維新丸山議員 言語道断の「戦争」発言」(抜粋)

 

 領土問題の戦争による解決を肯定するかのような言動は、平和国家・日本の国会議員として失格である。速やかに議員を辞職すべきだ。

 憲法9条国際紛争を解決する手段としては、戦争を放棄するとしている。北方領土を武力で取り戻すという選択肢は、そもそも日本の国是に反する。

 

 

 丸山氏は、「領土問題の戦争による解決を否定する平和国家日本の国是」では、北方領土の島々は返って来ない。それでいいのかと聞いている。

 丸山氏は憲法については触れていないが、憲法9条がその国是を定めているというのであれば、憲法改正が故郷の島を取り返すための一過程となる。

 この国是では島は帰ってこないという指摘に、国是に反するから許さないというのは、批判として成り立っていない。国是に疑問を呈したから許さないというのは、批判を通り越した、言論封殺だ。

 

 批判をするのであれば、あくまで対話で返さない相手から、戦争以外の方法で領土を奪還する方法を示して、このような方法があるのに戦争という手段を取り上げるのはおかしいという形ですべきだろう。

 だが、あくまで対話では返ってこないのであれば、戦って取り戻すしかないという当たり前の事実に対案を示すなど不可能だろう。

 

 念のため、ロシア相手に通じもしない対話を半永久的に続けろというのは対案とは言わない。

 

 しかも、1992年に始まったビザなし交流は、領土問題の解決に向け、元島民らと北方四島に住むロシア人との交流を通じて両国の信頼関係を構築するための事業だ。そのような場で、戦争による問題解決に言及するのは非常識極まりない。

 

 何度でも繰り返すが、この「交流」で北方領土は1ミリでも日本に近づいたか。

 ロシア相手に信頼関係もへったくれもあるまい。ロシアの約束破り、終戦前後の鬼畜外道の行いの数々を見て信頼関係が築けると思っているのなら、そちらの方がよほど「非常識極まりない」。

 「交流」事業は一応、国家間のイベントであるから、その真っ只中で戦争するぞと叫ぶことは適切ではないかもしれない。

 だが、そもそも、丸山議員はロシアに対して言ってはおらず、元島民に対して、この交流事業で本当に島が返って来るのか、無理があるのではないかと尋ねているだけだ。

 

 大体、「そのような場で」というが、では、どういう場ならいいのか。

 島から戻ってきて、港に着いてから言えばよかったのか。

 いつ、どこで言おうとも、今度は「なぜ今」と批判するのだろう。

 

 

 

 90歳近い元島民の団長は、からむように質問を続ける丸山氏に対し、「戦争はすべきではない」と何度も繰り返した。戦争によって故郷を奪われた悲痛な体験を踏まえた見識である。戦後生まれの35歳の丸山氏と、なんと対照的なことか。

 

 あくまで対話で返さない相手からは、戦うしか奪還する方法はない。

 単なる事実だ。

 事実の指摘に年齢は関係ない。

 逆に丸山氏と団長大塚小彌太氏を入れ替えたらどうか。

 90歳近い団長が、ロシアの侵略・暴虐という「戦争体験」を挙げて、約束破りのロシアにこれ以上対話しても島は帰ってこない。もう戦うしかないのではないかと主張したらどうか。

 これに対し丸山氏が、戦争はすべきではないと何度も繰り返したらどうか。

 

 朝日は、団長の発言を戦争体験に基づく見識と評価するのか。

 しないだろう。

 そして、戦後生まれ、恩讐に囚われない35歳の丸山議員と持ち上げるのではないか。

 

 また、「戦争によって故郷を奪われた」というが、故郷を奪ったのは、約束を破って侵略してきたロシアだ。

 

 戦争ではない。

 

 自分達に都合の悪い事実は決して触れない。なかったことにする。

 

 逆に言えば、戦争が云々言う輩は、ロシアの侵略を容認しているということだ。

 

 

 朝日社説は、この後丸山議員の酒のトラブルも挙げて、国会議員の資格がないとし、衆院議員辞職勧告をすべてとして締める。

 

 ネット上でも散々突っ込まれているので簡単に指摘するが、丸山議員が辞職相当だとするなら、二重国籍、詐欺、強制わいせつの議員らも当然辞職のはずだ。

 

 

 

 

毎日新聞

5月15日の社説 「北方領土返還「戦争で」 潔く国会から去るべきだ」(抜粋)

 

 国民の代表である議員として許容される範囲をあまりに逸脱した発言だ。もはや国会に籍を置くべきではなかろう。

 日本維新の会丸山穂高衆院議員が、北方領土返還は戦争をしないと実現できないともとれる発言をした。ビザなし交流で元島民と国後島を訪れ現地での懇談で飛び出した。

 

 

 「ともとれる」ではない。丸山氏は、戦争しなければ戻ってこないのではないかと言っている。

「ともとれる」の言い回しの趣旨が、対話による返還が可能であるのに、あえて戦争という手段を主張したというものであれば、あえて意味合いを捻じ曲げた虚報だ。

 

 

 国家間の問題をいとも簡単に戦争で解決しようと言う政治家がどこにいるだろう。

 現代では、政治の究極的な目的は戦争を起こさないことにある。あまりの見識の無さにあきれるほかない。

 

 

 南シナ海東シナ海で侵略を続ける中国やミサイルを乱発する北朝鮮や、レーダー照射を開き直る韓国の悪口はやめろ。

 

 

 大戦末期、ソ連が中立条約を一方的に破棄して対日参戦し、北方四島を軍事占領したのは史実だ。

 

 ロシアの約束破りの侵略に触れた分、朝日よりはマシか。

 

 

 戦後、北方四島の帰属をめぐって交渉が続けられてきた。そうした経緯を無視して武力で取り返せばいいというのは、時代錯誤も甚だしい。

 

 「交渉」を70年やって返って来ない、返って来る見込みもない。「そうした経緯を直視」すれば、もう戦うしかないのではないかと考えることは何ら不自然ではない。単純な事実だ。いつの時代でも変わりはない。

 

 

 ソ連侵攻時、北方四島に住んでいた約1万7000人のほぼ半数が脱出した。残りの島民も後に強制退去させられ、多くが抑留を経て日本に帰還した苦難を体験している。

 そんな戦争被害者である元島民に「戦争」を解決の手段として押し付けるというのは無神経に過ぎる。元島民が不快感を示したのは当然だ。

 

 

 

 「戦争被害者」ではない。「ロシアという約束破りの侵略者の被害者」だ。

 朝日同様、自分達に都合の悪い事実は決して触れない。

 そして、丸山氏は戦争しろと言ったのではない。戦争しないと島は取り返せないのではないかと言ったのだ。

 にも関わらず、不快感を示した「元島民」には疑問を禁じえない。

 

 

 社説はこの後、日ソ共同宣言に触れ、党籍を失って済む話ではない。潔く議員を辞職すべきだ、と締める。

 

 

 

 

ジャーナリスト田原総一朗

 

 ジャーナリストの田原総一朗さんは「戦争を経験していない政治家が増え、昭和の戦争への反省も知らない無知蒙昧(もうまい)な発言だ」と指摘。「日本は専守防衛を貫いてきたことさえ知らず、たるみきっている」と突き放した。

 

 朝日新聞の記事での紹介。

 

 昭和の戦争への反省の内容が分からない。専守防衛は防衛のうちに入らない。

 批判するなら、朝日の社説の部分で述べたように、具体的な対案を示してするべきだろう。

 

 まあ、そんな方法がないことは分かっているからこそ、自分の戦争体験だけを特権化し、無内容な批判、というか、罵倒をするしかないのだろう。

 

 

 

自民党議員、現新党大地代表鈴木宗男議員

 

「涙が出る思い」

 

「再三渡航鈴木宗男氏「涙が出る思い」 丸山発言に憤り」と題する朝日の記事で、発言が紹介されている。

 

 

「戦争という言葉。これまで築いてきた日ロ関係、外交交渉を無にしかねない。この言動は受けいれられない」

 「元島民の平均年齢は84歳。人生限られた中で、どんな思いで島に足を踏み入れているか。涙が出る思いだ」

 

 

 鈴木氏は政治家、それも与党の国会議員として、「外務政務次官官房副長官などを歴任し、日ロ交渉や領土問題に長年取り組んできた」のだろう?

 義務もあれば、何より権限もある。

 そんな鈴木氏は、本当に故郷を取り戻したい島民のために、具体的に何をした?

 これまで築いてきた日露関係って何だ?外交交渉って何だ?

 ムネオハウスか?

 ムネオハウスで、北方領土は1ミリでも近づいたか?

 

 泣きたいのは、「本当に故郷を取り戻したい」島民ではないのか。

 

 そして、締めのセリフ。

 

「政治家の究極の目的は世界平和。戦争による解決を持ち出す発想はあり得ない」

 

 保守自民党の元議員が宣う、反日メディアと同じセリフ。

 

 

「元島民」

 

 そして、どうしてもひっかかりを覚える、「元島民」の反応

 

 Youtubeに上げられている動画では、丸山氏と元島民の訪問団団長、大塚小彌太氏のやり取りは以下のようなものだった。朝日新聞では(中略)以外の部分も一部省略されている。☆マークが紙面では省略されていたやり取り。

 

 

 丸山氏「団長は戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」

 

 大塚団長「戦争で?」

 

 丸山氏「ロシアが混乱しているときに、取り返すのはオーケーですか」

 

 大塚団長「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」

 

 丸山氏「でも取り返せないですよね」

 

 大塚団長「いや、戦争はするべきではない」

 

 丸山氏「戦争しないとどうしようもなくないですか」

 

 大塚団長「戦争は必要ないです」

 

 (中略)

 

 ☆丸山氏「何をどうしたいんですか」☆

 

 ☆大塚団長「何をですか」☆

 

 ☆丸山氏「どうすれば」

 

 ☆大塚団長「どうすればって何をですか。・・・だから何をどうすれば」

 

 ☆丸山氏「この島を」

 

 大塚団長「☆それは私に聞かれても困ります。率直にいうと、返してもらったら一番いい(下線部分は新聞では省かれている)」

 

 丸山氏「戦争なく」

 

 団長「戦争なく。戦争はすべきではない。これは個人的な意見です」

 

 丸山「なるほどね」

 

 団長「早く平和条約を結んで解決してほしいです」

 

 

 マスコミは畳み掛ける、絡むという表現をしていた。確かに畳み掛けてはいる。問い詰めるような口調だ。

 

 動画冒頭部分では、お墓に関するやり取りがあるが、この部分から、そのような口調だ。

 

 詳細が分からないが、このお墓に関する部分、それに対する訪問団や大塚団長の言動にも、丸山氏には何か疑問なことがあったのではないか。

 

 上記のような問い詰めるような質問も、その延長にあったのではないか。

 

 無論、推測である。(中略)の部分も含め、一連のやり取りを最初から最後まで知ることができればよいのだが。

 

 だが、この動画のやり取り、マスコミが取り上げる「元島民」の反応を見ていると、疑問を禁じえない。

 

 彼らは、本当に故郷の島に帰りたいのか。故郷を取り戻したいと思っているのか。

 

 丸山氏も、彼らに疑問を持ったため、突っ込んで尋ねたのではないか。

 

 大塚団長は、戦争したくない、戦争という言葉は使いたくない、戦争は必要ないですという。

 

 だが、あくまで返さない相手からは戦って奪還する以外の手段はない。

 

 しかも、最後は、早く平和条約を結んで欲しいと言う。

 

 その平和条約とて、戦うべきときには戦う意思がなければ、締結できるものではない。

 

 こいつは敵に回すとやっかいだと思わせなければ、ちょっかいかけずに、取り合えず片手で握手くらいはしておこうかとはならない。

 

 そもそも、約束破りのロシアと平和条約を結んで、それで島が帰ってくるという保証がどこにある。

 

 「戦争体験者」の大塚氏は身をもって知っているはずなのだが。

 

 

 大塚団長以外の「元島民」も同様だ。

 

 これも朝日の別記事での「元島民」の言。

 

「戦争のために我々は島をとられて苦労した。だから戦争は絶対してはならない。そんなことをまさか国会議員が言うとは……」

 歯舞群島(勇留〈ゆり〉島)の元島民で、千島歯舞諸島居住者連盟根室支部長の角鹿(つのか)泰司さん(82)は驚く。

 8歳の時にソ連軍の侵攻に遭い、翌年に命からがら島を脱出した。故郷に戻れる数少ない手段のビザなし交流が、規制で厳しくなることを懸念し、不安を口にした。「我々も年をとり、運動を2、3世に託す時にある。自由な交流ができないと、大きな支障となる」

 

 

 

 繰り返すが。

 島を取ったのは、ロシアだ。戦争ではない。

 

 その事実には触れず、間違いなく故郷奪還の手段である戦争を絶対してはならないという。

 

 訪問団の一人で北見市の元島民2世の北村浩一さん(59)は、丸山氏の言動に有志の形で抗議した。「ロシアとの折衝にマイナスになるのであれば、本人はしっかり責任をとってほしい」

 

 心配しなくても、丸山氏の発言は折衝にマイナスになどならない。

 折衝にマイナスになるのは、与野党、マスコミ、そして当の元島民による戦争しない発言と抗議という丸山氏へのリンチだ。

 これを見て、ロシアは高を括ったろう。

 

 

 

 

 はっきり言う。

 

 少なくとも、この訪問団の一員、そしてマスコミが取り上げる「元島民」は、本当は故郷の島に帰りたいと思っていないのではないか。本当は故郷の島を取り戻すつもりなどないのではないか。

 

 彼らの目的は「交流」「交渉」「対話」を続けることではないのか。

 

 だから、本当に領土を奪還しようという丸山氏など邪魔なのではないか。

 

 ロシアの約束破りの侵略という、そもそもの原因である事実すら指摘しないではないか。

 

 言っていることは、反日メディアや売国政治家と重なる。

 

 丸山氏は元島民の子孫でもなく、特に北方領土に縁があるわけでもない。にもかかわらず、こんな発言をしている。

 

 「ここは日本国。日本国なんです」

 

 元島民の気持ちを傷つけたとリンチにあっている丸山氏の方が、「元島民」よりも、島民らしいではないか。