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その辺にいる名も無き一日本人の雑記

丸山穂高議員糾弾決議案全文

 6月6日に丸山穂高氏に対する糾弾決議、事実上の議員辞職勧告にあたる糾弾決議が全会一致で可決された。

 

 決議文を読んでの感想は、これが理由か、というもの。

 

 ある意味納得した。既成政党らしい決議文だと。

 

 決議文は色々装飾をつけて文量を膨らませているが、できる限り事実の部分に触れるにとどめたい。

 

 以下、衆議院ホームページから紹介、引用。

 

 

 まず、冒頭の決議文は以下のとおり。

 

 議員丸山穂高君は「令和元年度第1回北方四島交流訪問事業」に参加した際、憲法の平和主義に反する発言をはじめ、議員としてあるまじき数々の暴言を繰り返し、事前の注意にも拘わらず、過剰に飲酒し泥酔の上、禁じられた外出を試みて、本件北方四島交流事業の円滑な実施を妨げる威力業務妨害とも言うべき行為を行い、わが国の国益を大きく損ない、本院の権威と品位を著しく失墜させたと言わざるを得ず、院として国会議員としての資格はないと断ぜざるを得ない。

 よって本院は、ここに丸山君を糾弾し、直ちに、自ら進退について判断するよう促すものである。

 右決議する。

 

 

 冒頭の決議文をまとめると、こんな感じか。

 

 ○ 丸山氏の発言は、憲法の平和主義に反する。

 ○ その他の発言も議員としてあるまじき暴言である。

 ○ 泥酔し外出しようとした行為は威力業務妨害に相当する。

 ○ これにより、わが国の国益を大きく損ない、衆院の権威と品位も失墜させた。

 ○ 以上から丸山氏には国会議員としての資格はないと断ずる。丸山議員は辞職

  せよ。

 

 

 続けて、〈理由〉として丸山氏の言動とそれが辞職相当とする理由を述べる。

 

段落①

丸山穂高君は、四島在住ロシア人と日本国民との相互理解の増進を図り、もって領土問題の解決を含む平和条約締結問題の解決に寄与することを目的とする「令和元年度第1回北方四島交流訪問事業」、いわゆるビザなし交流事業に参加し、国後島を訪問した際、事前に事業の趣旨や注意事項について十分に知らされていたにも拘わらず、5月11日に、ホームビジット先のロシア人島民宅で過剰に飲酒し、宿舎である「友好の家」に戻った際、禁じられている外出を強く希望し、そのために、政府同行者に議員が外出しないよう監視させる業務を強いる結果になったほか、食堂内で、コップで机をたたき、大声を張り上げ、団長に対する報道関係者の取材を妨害し、団長に対して「戦争でこの島を取り返すことに賛成か」「戦争しないとどうしようもなくないか」などと信じ難い暴言を吐いた。その後も、他の団員ともみ合いになり、自室に戻った後、再び出て騒いで、職員が戻るように促す、ということを翌日午前1時まで続け、その際、「私は会期中は不逮捕特権で逮捕されない」と述べたり、およそ品位のかけらもない卑猥(ひわい)な言葉を発したりするなどの多大な迷惑行為を行い、翌日には団員たちから、最も重要なロシア人島民の方々との交流会への参加の自粛を求められ、参加しなかったとのことである。

 

 飲酒して外出しようとして制止された、同行者に監視させる業務を強いることになった、団長への取材を妨害した。

 

 これが業務妨害的というのは確かにそうだろう。

 

「戦争でこの島を取り返すことに賛成か」「戦争しないとどうしようもなくないか」という発言。

 

 何度でも繰り返すが丸山氏のこの発言はごく当たり前の事実を言っているだけだ。

 家に乱入してきて居座っている連中が警告を発しても立ち去らないなら、首根っこ掴んで叩き出すしかない。ただそれだけのことだ。

 

 卑猥言動については、丸山氏も同行者も否定していたのではなかったのか。その後、やはりあったことになったのか。

 

 

段落②

 丸山君の行動は、一歩間違えば日本とロシアの重大な外交問題に発展しかねない問題行動であり、これまで関係者が営々と築き上げてきた北方領土問題の解決に向けた努力を一瞬にして無に帰せしめかねないものであり、国民の悲願である北方領土返還に向けた交渉に多大な影響を及ぼし、わが国の国益を大きく損なうものと言わざるを得ない。また、かかる常軌を逸した言動は、本件北方四島交流事業の円滑な実施を妨げる威力業務妨害とも言うべきものであり、その卑猥な言動に至っては、議員としてというよりも人間としての品位を疑わせるものである。

 

段落③

 本件事業は、内閣府交付金に基づく補助金を受けた北方四島交流北海道推進委員会の費用負担により実施されているものであり、本院から公式に派遣したものではないにせよ、丸山君は、沖縄および北方問題特別委員会の委員であるが故に、優先的に参加することができたものであり、他の団員からは、本院を代表して参加したものと受け止められており、また、その後の報道により、わが国憲法の基本的原則である平和主義の認識を欠き、およそ品位のかけらもない議員の存在を国内外に知らしめ、衝撃を与えた事実は否めず、本院の権威と品位を著しくおとしめる結果となったと言わざるを得ず、院として国会議員としての資格はないと断ぜざるを得ない。

 よって本院は、ここに丸山君を糾弾し、直ちに、自ら進退について判断するよう促すものである。

 以上が、本決議案を提出する理由である。

 

 

 段落③は、なぜ衆議院という機関が辞職勧告を行うかの理由を述べるもので、趣旨は段落①、段落②と同様だ。

 

 飲酒して騒いだ行為はいただけないが、これがロシアとの重大な外交問題に発展しかねないものなのか。基本的に訪問団に対する問題ではないかと小首を傾げたくなるが、この点については丸山氏も非を認めて謝罪している。

 

 そして、決議文は、丸山氏の言動は、関係者が営々築き上げてきた努力を無に帰するという。

 

 これも何度でも聞くが、70年間国民の血税を垂れ流して飲み食いして、支援を行って、1ミリでも島は日本に近づいたか。

 それとも、相互理解の促進や信頼関係の構築のために、もう70年「交流事業」を続けるつもりか。

  こうしている間にも本当に島を取り戻したい島民は故郷に帰れないまま亡くなっていく。

 時間がない。

 これ以上故郷に帰れない無念の涙を飲んで亡くなっていく方々を出さないためには、丸山氏の言うとおり、あくまでロシアが返さないのであれば戦って取り返すしかない。

 

 決議文のいう努力とは、一体誰のための何の努力なのか。

 

 

 「北方領土返還に向けた交渉に多大な影響を及ぼし、わが国の国益を大きく損なう」というが、日本の国益を大きく損なったのは、当たり前の事実を指摘しただけの丸山氏を潰そうとする、維新の会の除名、そして今回の衆議院の糾弾決議だ。

 

 これでロシアは日本は本気で島を取り返す気はないな、返還をちらつかせればいくらでも金を巻き上げられると思ったろう。

 それどころか、北方領土だけでなく更に北海道はじめ他の日本の領土も取れると考えた可能性もある。

 

 ロシアだけではない、横田めぐみさんはじめとする日本人を拉致したまま返さない北朝鮮も、竹島を不法占拠している韓国も、尖閣沖縄を侵略中の中国も、日本組し易しと受け取ったろう。

 

 国益に与えた打撃で言えば、維新のロシアへの謝罪、そして今回の糾弾決議は丸山氏の泥酔騒ぎの比ではない。

 

 

 

 決議文は色々装飾をつけて文量を膨らませているが、結局、まとめると、議員辞職勧告の理由は以下となる

 

○ 憲法の平和主義違反の発言

○ 泥酔騒ぎ

○ 卑猥言動

 

 卑猥発言は、そもそも確認が取れていない。

 

 泥酔騒ぎはいただけないが、この点については丸山氏も非を認めて謝罪している。

 

 仮に卑猥言動が事実であり、泥酔騒ぎと合わせて品位を欠くものとして辞職相当であるというのなら、二重国籍や詐欺犯や不倫や強制猥褻やハイハイの議員も辞職相当だ。

  これらの議員に対しても辞職勧告をするというのであれば、丸山議員への辞職勧告も一貫はするが、今のところそのような動きはないようだ。

 

 

 結局、丸山氏の「罪」は「憲法の平和主義違反の発言」にあるということだろう。

 

 「戦争しないとどうしようもなくないか」という当たり前の事実の指摘を、「信じ難い暴言を吐いた」と表現しているのが、その現われだ。

 

 もっとも、その「罪」は、衆議院であり、これを構成する既成政党であり、その構成員たる既存の国会議員であり、それに連なる組織団体に対する罪であり、日本、日本人に対する罪ではない。

 

 家に乱入してきて居座っている連中が警告を発しても立ち去らないなら首根っこ掴んで叩き出すしかない。

 そんな当たり前の事実の指摘が、日本、日本人に対する罪なわけがない。

 

 だからこそ、泥酔騒ぎや、真偽不明の卑猥言動を言い立て、相互理解とか信頼関係とか交流といった美辞麗句で装飾し、何とか雰囲気で丸山氏の非を演出する。

 当然、丸山氏が辞職相当なら同じ基準で他にも辞職すべき議員がいるという指摘は聞こえないふりをする。

 

 結局、全会一致で決議案を可決した全て既成政党は、北方領土を取り返す気はないということだ。

 

 同様に、拉致被害者も助け出す気はないし、竹島も取り戻す気もないし、中国の侵略から尖閣沖縄を守る気もないということだ。

 

 そうだろう。北朝鮮があくまで拉致被害者を返さないなら、直接北朝鮮に乗り込んで助け出してくることも「憲法の平和主義違反」ということになる。

 

 竹島をあくまで韓国が返さないなら、戦って取り返すことも「憲法の平和主義違反」ということになる。

 

 尖閣や沖縄を中国軍が占領したら、戦って取り戻すことも「憲法の平和主義違反」ということになる(北方領土は中国がロシアに置き換わるだけ)。

 

 更に、今回の維新の謝罪や衆議院の糾弾決議を見て、ロシアが組し易しと北海道を占領しても、これを戦って取り返すことは「憲法の平和主義違反」ということになる。

 

 何のことはない。既成政党は日本を、日本人を守る気などない。

 

 既成政党は、その政治家達は、日本国民が家に乱入してきた外国人に虐殺され、家財を強奪され、強姦された挙句家から追い出されても、守る気も家を取り返してやる気もないということだ。

 

 今回の決議は、ある意味既成政党らしい、ある意味納得のできるものだった。

 

 既成政党と既存の政治家、そして憲法が言っているのは、こういうことだ。

 

 「日本死ね