無名ブログ

その辺にいる名も無き一日本人の雑記

改憲勢力3分の2割込む 令和1年7月21日参院選

 少し間が空いたが、令和1年7月21日の参院選が終わった。

 

 自民党単独過半数を失い、ただ、公明党との連立では過半数確保。

 

 他方、いわゆる「改憲勢力」は3分の2を割り込んだ。

 

 この結果を見て、肩を落としている方も少なくないかもしれない。

 

 憲法改正が遠のいた、と。

 

 だが、肩を落とす必要はない。

 

 何も変わらない。

 

 改憲勢力が3分の2を割ろうが、改憲勢力が3分の2を確保しようが、憲法改正など行われない。

 

 実際、改憲勢力が3分の2あっても、発議どころか、ろくに議論すらしていなかったではないか。

 

 与党自民党公明党のうち、公明党は勿論だが、自民党憲法改正などする気はないからだ。

 

 遡れば、改憲の「か」の字、有事の「ゆ」の字でも口にした自党の政治家を、社会党と一緒になって更迭したりして潰していたのは自民党ではないか。

 

 平成5年に野党に下野していたとき、今度は当時の与党の閣僚が憲法に疑義を呈したことに対し、社会党と全く同じ行動をして叩き、更迭へ追い込んだ。

 

 更には護憲政党である社会党、現在の立憲、国民、社民と連立政権を組んでいたではないか。

 

 そんな昔の事?

 

 これらの行動の数々を総括し、きちんと責任を取ったのなら、自民党は変わったのだという弁護にも耳を傾けることはできる。

 

 だが、そんな総括や責任追及をしたとは聞かない。

 

 本質は何も変わっていない。

 

 公明党は言うまでもなく、自民党も、日本をを守る気などない。

 

 というか、そもそも、自民党の党是は憲法改正ではなくて、自主憲法制定だったはずだ。

 

 

 仮に昔のこととして置いておくとしても、現在も大して変わらない。

 

 あの壮大な時間の無駄遣い、森友加計問題。というか、モリカケ騒動。

 

 あの、ただの言いがかり、イチャモンに対する自民党内の対応がこれだ。

 

 「改憲どころではない」

 

 自民党的には、モリカケ改憲らしい。

 

 自民党の議員が、本当にモリカケ改憲の優先順位がついていないわけではあるまい。

 

 何のことはない。あのモリカケ改憲つぶしでもあったということだ。

 

 モリカケで騒いでいた野党も、これに呼応した自民党も根本的な所は同じだ。

 

 無論、自民党の中には、真剣に日本の存立に危機感を覚えて憲法改正に取り組んでいる議員もいる。安倍総理も個人としては憲法改正は喫緊の課題だと思っているだろう。

 

 だが、自民党という政党としては、憲法改正をする気などない。

 

 そんな、中国や、北朝鮮、韓国に都合の悪いことはしたくない。それが自民党公明党の本音だろう。

 

 

 仮に、憲法改正がなされたとしても、せいぜいアリバイ作りの、お茶を濁すような改正で終わるだろう。

 

 実際、現在の自民党改憲案は、自衛隊を9条に書き込むというものだ。

 

 無論、やらないよりはやった方がいいが、それで状況が変わるものではない。

 

 自衛隊であって軍隊とは違う。呼び方が違う。だから集団的自衛権はなんたら、安保法制がかんたら、海外派遣はどうたらという、今までとさして変わらない「憲法論議」が続くだけだ。

 

 今問題になっているホルムズ海峡への自衛隊派遣、日本は当事国であるのだから当然派遣はしなければならないはずだが、法的制約がどうという馬鹿な議論をしている。

 

 この馬鹿げた状況が、自衛隊が9条に書き込まれたところで変わるものだろうか。

 

 何も変わらないだろう。

 

 

 故に、改憲勢力が3分の2を割ったからと言って、肩を落とす必要はない。

 

 既存の「改憲勢力」と護憲勢力の茶番に付き合っている暇があったら、真の自主憲法制定勢力、制憲勢力を育てることに注力した方が、結局は近道だ。